タバコは口臭を悪化させる(2015.9.4)

 タバコが口臭を悪化させる原因はタールとニコチンといわれています。タールは口の中の粘膜や舌に付着して独特のタバコ臭さを残します。ニコチンは口の中の血液の循環を悪くしてしまい、唾液の分泌量を抑えてしまいます。口の中は唾液によって清潔が保たれていますから、その唾液が減ってしまうと当然雑菌が繁殖します。唾液の分泌が正常な場合は、食後1時間程度で唾液の浄化により口臭が緩和されるのですが、喫煙者はニコチンの作用で唾液の分泌が抑制されているので、口の中が乾いた状態になっているのです。その対策としてはこまめな水分補給をして口の中の乾燥を防ぐこと。またうがいでのどの奥の雑菌も流しだすことです。タバコを吸う人は、歯周病になりやすく、治りにくい言うことが明らかになっています。人に不快感を与え、自分の健康にも害を与えるタバコ、止めない理由は、なかなかありません。みんなの心と体の健康の為にやめましょう。

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