歯科界のトレンド MIとは(2015.9.30)

 MIとは、ミニマル・インターベンション、出来るだけ歯を削らず虫歯を治すことです。虫歯が進行すると歯を削り歯型をとり、銀歯をいれていました。型をとるためには、歯の多くの部分を削らなければなりません。その結果、強度が必要になるので金属で詰め物を作りました。しかし、材料の進化で虫歯の部分だけを削って歯と同じ色で詰めることが可能になりました。レジンという光で硬化する樹脂です。引っ張り強さ、耐摩耗性、審美性、操作性の向上 、ここ10年で大きく進化しています。歯との接着性も強力になっています。2000年に、この考え方が提唱され、材料や術式がより進化しています。ある程度の大きさの虫歯なら、白い樹脂で詰められるようになりました。金属アレルギーの心配もなくなりました。しかし、最高のMIは虫歯にならないこと。定期的な健診とフッ素塗布、家での歯ブラシがそのために必要です。

               

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