ためしてガッテン 頭痛に対する予防的なアプローチ(2015.10.16)

 頭が痛い時、ほとんどの人が、痛み止めの薬を飲みます。今回は、「頭痛の前に薬を飲む」という驚きの新常識です。頭痛が起きると脳の視床にダメージが起こります。頭痛の時、すぐに頭痛薬を飲んでも視床へのダメージが加わります。短時間のわずかな痛みでも、繰り返しているうちに、脳が痛みを受け取りやすくなってしまうことがあります。そこで頭痛の治療法は発想を大きく転換し「そもそも視床にダメージを与える痛みをおこさせない」という予防の考え方が大きな成果をあげています。予防的に薬や病院を利用しようということです。また、噛み合わせが原因の頭痛もありますので、歯医者にもみてもらいましょう。虫歯などの歯の痛みも同じ考え方になっています。痛くなった時だけの来院ではなく、フッ素塗布や健診という予防的な来院が、歯の痛みを引き起こす虫歯のリスクを防ぎます。

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