定期検診は、いつまで続けるの?

患者さんから、たまに検診は、何才からはじめていつまで続けるのかと聞かれることがあります。答えは、「歯が、ある限り続ける」です。しかし、将来、歯を失って入れ歯になることを望む人は、痛い時だけ来ればいいですとお話しします。

スウェーデンの研究で定期検診を年2回以上受けている場合の失う歯は、30年間で約2本で80才で20本以上、歯が残っています。日本は、80才の歯の数は14本で、満足に食べられない状態です。痛い時だけ歯医者に来ているのでは80才になれば、好きなものが食べられなくなるということです。

子供時代は虫歯予防、35才以上は歯周病予防のために歯医者を利用するのがスウェーデン流です。しかし、検診を受けるだけではなく、普段の歯の清掃、プラークコントロールがある程度 出来ていることが、より重要です。

検診時は、歯ブラシがきちんとできているかも、チェックしてもらいましょう。