スウェーデンの歯科医療に学ぶ歯を健康に残す極意

スウェーデンの年間1人あたりの歯科医療費は3万円、日本とそう変わりません。

しかし、80才の歯の数はスェーデンで21.1本(2013年)日本15.2本(2016年)です。スウェーデンのほうが少ない費用で高い効果を上げています。スウェーデンでは、1970年代に削って詰めるだけの治療をやめ、原因論と科学的エビデンスに基づいた歯科医療を推し進めた結果が、実を結んだのです。

診療所ではフッ素塗布や予防指導を行い23才までは医療費が無料、3才で100%が定期検診を受けています。子供に検診を受けさせない場合は、虐待とみなされる場合もあるそうです。

全体の定期検診率は日本31%(2018年)スェーデン90%(2013年)です。子供の頃から、定期検診の予防処置をすること定期検診を習慣化することが、歯を残すために合理的な方法であることをスウェーデンの歯科医療は、証明しています。

日本は、各個人の意思で行うことが必要ですが、同じ費用を払うなら、スウェーデン式が歯の健康を持続することは、明らかです。