歯周病の再生療法について

歯周病の原因は、歯と歯肉の境目に存在する歯垢(細菌と細菌の作るねばねば物質)です。

歯垢により組織に炎症が起き、歯を支えて付着している組織を破壊します。

歯周病の病態は歯垢による歯の付着の喪失です。

付着組織はゆるい上皮性付着と強固な結合識性付着があります。

代表的な歯周再生療法

歯周再生療法は、歯の根に薬を塗る方法です。(簡単な外科治療になります。)

失われた付着組織の再生を図ります。(結合識性付着といいます)

様々な条件が関与するためすべて歯周病に応用されるわけでは、ありません。

根に塗る薬として2つあります。

どちらかがとびぬけて効果があるとは、言えません。

局所麻酔して フラップ手術を行います。

再生の薬を使う方がしっかりした結合織付着(新付着)ができやすいと考えられます。

上皮性付着は、結合識性付着より弱いです。

①エムドゲイン 発売元 ストローマン(スイス)

20年以上の歴史をもち100万人以上に使用されています。

豚の胎胚から抽出した付着材料を使います。

歴史があり、副作用の報告もありません。

日本での医療保険の適応はなく、費用は5万から10万円かかります。

②リグロス 発売元 科研製薬

日本でできた薬です。2016年12月発売。

歯根の付着細胞を増やし、歯肉の血管を増やすメカニズムがあります。

短い期間ですが、重篤な副作用は報告されていません。

手術部の近くにガン細胞があればその増殖も促進する可能性は考えられます。

日本では、医療保険の適応になっています。3割負担で1万円程かかります。

術中、術後の痛みは、ほとんどありませんが、リグロスは腫れる傾向があります。

簡単に言うと 「エムドゲインは付着のみ、リグロスは付着も含めた全体を増やす」

どちらも術後の手入れとその後、継続的なメインテナンスが必須です。

怠ると再発し、無駄になってしまいますので、必ず守って下さい。