歯周病の分岐部病変について

自分の体重に近い力を負担する奥歯は、複数の根をもっています。

歯周病が進行すると根の分かれている部分にまで病気になり

その進行を防ぐことが難しくなります。(分岐部病変)

分岐部病変は、リンデの分類で軽いものからⅠ度Ⅱ度Ⅲ度に分けられます。

 

Ⅰ度の段階なら丁寧なセルフケアと定期清掃で進行を止めることができます。

 

Ⅱ度になるとⅠ度の処置に加えて、歯の形態修正や外科処置が必要になります。

歯周病の再生療法も行われる場合があります。

それでも、確実に進行を止めるのことは困難です。

 

Ⅲ度になると外科処置に加えて部分的抜歯が考えられます。

Ⅲ度の治療予後は悪く、5年生存率が50%いう報告もあります。

 まとめると、早く分岐部病変を発見して定期清掃を行うことが

分岐部病変の進行に有効になります。

検査は、ファーケーションプローブでおこないます。