歯を抜くと歯を支えていた骨はなくなります。骨が少なくなるとなくなった場所に行う処置が、難しくなります。代表的なのは、インプラントです。
特にインプラントを将来考えている場合は、新しく骨を作るために多くの費用と期間がかかります。当院では、歯を抜くと同時に人工材料で骨の吸収を
抑える処置をします。保険外になるので1本5000円かかります。

歯と歯の間の歯垢をとることなしに歯周病は、よくなりません。デンタルフロス、柔らか歯間ブラシでも歯周病に効果があります。今、使っていない人は、歯医者で指導を受けて買ってもらえればベストです。

平成11年のデータでは、親知らずを除いては一番奥の歯の寿命が50才と一番短くなっています。清掃しにくくかみ合わせによって強い力がかかることなどが原因と考えられます。
　清掃が一番、大事です。時間をかけて工夫してブラシしても自分で完全に歯垢が取れている人は、少ないです。健康保険では、SPT（supportive　periodontal　therapy）として定期的な清掃と検査が受けられます。3割負担で一回3000円程度です。　自分の歯の状態を把握して、定期的にSPTを行うことで　の健康寿命を延ばすことができます。

スウェーデン式フッ素入り魔磨きの使い方を紹介します。正しく守ることで虫歯にならないようになります。

歯周病が重症化すると治るとこは、困難です。歯の周りの失われた組織を再生するのが周病再生療法です。外科治療に再生療法製剤を使用する方法です。100％ではありませんが、再生する可能性は大きくなります。診査診断、術前術後の手入れが重要です。

ほとんどの歯周病は慢性疾患です。慢性疾患の病気で一番大事なのは、病気の現状と今後の経過を知ることです。2018年にアメリカとヨーロッパ歯周病学会が作成した歯周病分類は優れています。歯周病でお悩みの方は、自分の歯周病の状態と経過を歯医者で診断してもらって下さい。そこから、治療がはじまります。

美しい歯は、みんなの憧れです。虫歯の詰め物にはジルコニアが最適です。保険外ですがきれいで丈夫です。